米ミネソタ州の学校で起きた銃の乱射事件で、現場に駆け付ける保護者たちの姿を地元紙「スター・トリビューン」が撮影し、SNSに公開した。
事件は8月27日、ミネアポリスにあるカトリック系の学校で発生。8歳と10歳の児童2人が殺害され、子ども14人を含む17人が負傷した。容疑者は現場で自殺した。
同紙が撮影した写真には、サンダルを手に裸足で学校に駆け付ける女性や、子どもを抱きしめて呆然とする保護者たちの姿が写っており、緊迫した現場の空気を物語っている。
コメント欄には「武器の保有が制限されている国であれば、これほどの規模の銃乱射事件が起こることはないのに」「米国が銃規制を始めるべき期日は、とっくに過ぎている」「銃を廃絶して」と、銃規制を訴える声が寄せられた。

米国内の銃事件に関するデータを収集する「Gun Violence Archive」によると、2024年の銃撃事件のうち、犯人を除き4名以上が死傷した事件数は、503件にのぼる。
この数字は、2020年にコロナ禍で銃撃事件が増加して以降、もっとも少ない。
しかし、年間300~400件台で推移していた2015年から2019年の水準と比較すると、依然として事件の発生率は高い傾向が続いている。
