早朝のファストフード店に、警察が“まさかの理由”で出動した。警察のボディカメラがとらえた、思わず笑ってしまうような映像が話題を呼んでいる。

巡査が駆けつけたのは、人気ファストフード店「チックフィレ」のマンダリン店。ほとんど客がいない早朝の店内にポツンといたのは……
お、男の子!?

「ぼく、捕まっちゃうの?」
これにケリー巡査は「捕まえないよ」と笑ってしまう。
“口達者”なウィリアムくんの道案内のもと、パトカーで周辺をドライブすると、お家が見つかった。
ペリ巡査によれば、「この地区で最も警備がしっかりした家」だというウィリアムくんの家。たしかに大人が通り抜けられる隙間はなく、家の周りはすべて高い柵で囲まれている。
なんとか敷地内に入り、ウィリアムくんの両親を呼び出すと、2人は「冗談でしょ?」と信じられない様子。なんとウィリアムくんが家出したことに気づいていなかった。
「ちょっと怖いです。何が起こっているのか、まったく理解できていませんでした」と母ビクトリアさん。

ウィリアムくんは後日、現場となったチックフィレで巡査たちと再会をはたした。今回は1人ではなく、家族と一緒だ。
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保安官事務所は、ウィリアムくんの両親がその後「対策を講じていた」と投稿で明かし、「子どもたちに自宅の住所、両親の名前、電話番号を教えるいい機会だ」とつづった。
同時に、巡査が到着するまでの間、ウィリアムくんの安全を守ってくれたチックフィレの従業員への感謝も述べている。
一方、店舗のオーナーであるエリック・ギリス氏は、「今回のほっこりする結末は、我々のコミュニティの強さを思い起こさせてくれます。ハッピーエンドを迎えられてとても嬉しく思います」とUSA TODAYに声明を寄せた。
SNSでも「彼が無事でよかった」「きっとおなかが空いていたんだよね」「私も3歳のときに似たようなことをした」「巡査とのやりとりがかわいい」「みなさんありがとう」など、さまざまな反応が寄せられている。