【Kindleセール】『藤子・Ｆ・不二雄大全集』全118巻が50％還元。ドラえもん、SF短編など数々の名作が一気読みできる！（9月19〜21日）

宇宙人のモジャ公たちと一緒に宇宙へ家出した空夫が、ハチャメチャな事件や出来事に遭遇するSF冒険活劇『モジャ公』。SF短編集に近いブラックなユーモアが特徴で、アニメ版しか知らない人は驚くかもしれません。

1万年もの間、誰も人が死なないというフェニックス星で起きる大騒動「自殺集団」。何でも願いが叶う惑星シャングリラの真実に背筋が凍る「天国よいとこ」など、収録されているエピソードはどれも秀逸。今の時代に読んでも古さを感じさせないクオリティの高さで、藤子Fファンの間でも人気の隠れた名作です。

執筆中に亡くなったため、藤子・F・不二雄さんの遺作となった「のび太のねじ巻き都市冒険記」を含む、大長編ドラえもんシリーズ3作を収録。

ミステリートレインに乗って宇宙を駆け巡る、のび太たちの冒険にワクワクする「のび太と銀河超特急」は、数ある劇場版（大長編）のなかでも筆者イチオシです。夏休みの自由研究で地球を作る壮大さと、いつもの劇場版とはちょっと違う雰囲気が魅力的な「のび太の創世日記」は、大人になってから読み返すと見方が変わるかもしれません。

藤子・F・不二雄と言えばSF短編！ 倫理観や価値観をぐらぐらと揺さぶる骨太のSFが17作も収録されています。

表紙にもなっている「ミノタウロスの皿」は、食べることと食べられることをあらためて意識させられます。ダジャレみたいなタイトルなのに、「抱けえっ！！ 抱けっ！ 抱けっー！」のシーンで心にズンとくる「ノスタル爺」や、静かな復讐にゾッとする「コロリころげた木の根っ子」など、どれも一度読んだら忘れられない収録作ばかりです。