ドナルド・トランプ米大統領が、「人々は独裁者を望んでいる」と発言し、波紋を呼んでいる。

トランプ氏と過去の権威主義的なリーダーたちを比較する声も上がっており、どうやら本人も耳を傾けているようだ。

「みなさんご存じの通り、今のシカゴは殺りくの場(治安の悪化を強調)みたいなものだ。しかし、誰もそれを認めない」とトランプ氏は語り、民主党が主導する都市の“混乱”を非難した。
「彼らは言う、『トランプなんていらない!自由を!自由を!彼は独裁者だ!独裁者だ!』ってね」

「多くの人が、もしかすると独裁者のほうがいいのではないかと言っている」

「私は独裁者なんて好きじゃない。自分は独裁者じゃない。私は常識があるし、賢い人間だ」

この発言に対し、SNS上ではさまざまな意見が殺到した。
「緩やかに言葉のレベルを引き上げて、支持者を徐々に飼い慣らしていくやり方」と、あるユーザーは投稿。
さらに、「今さら驚くことではない」と投稿した人は、2019年のCNNの記事を引用。そこでは、習近平氏やプーチン氏をはじめとする、「独裁的」と言われる指導者をトランプ氏が称賛した15の場面が紹介されている。

多くのユーザーは、「人々が独裁者を望んでいる」というトランプ氏の発言に対して声を上げている。
💬「そんなこと言う人は誰もいない。MAGA(トランプ支持者)ですら言っていない」
💬「トランプ氏は、独裁を正当化するために世間の反応を伺っている。私たちは今すぐ反発の声を上げなければいけない!」
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦