米飲料大手コカ・コーラが、国内で販売する飲料にサトウキビ由来の砂糖を使用することに合意したと発表しました。
「アメリカ国内で販売されるコカ・コーラに、本物のサトウキビ由来の砂糖を使用するよう、コカ・コーラ社と話し合った」
「コカ・コーラ社もそれに同意している。関係者のみなさんに感謝したい。この決断は、彼らにとって非常に良いものなるでしょう。見ていてください。その方がおいしいからね」

現在、アメリカ国内で流通するコカ・コーラには、コーン・シロップが使用されています。
ガーディアン紙によると、コカ・コーラ社は17日、声明を発表。甘味料の安全性を強調しました。
「名前は複雑に聞こえるかもしれませんが、高果糖コーンシロップは、実際にはトウモロコシから作られた甘味料にすぎません」
「当社では一部の飲料の甘味付けに使用しています。安全であり、1回分あたりのカロリーは上白糖(テーブルシュガー)と同じくらいで、体内でほぼ同じように吸収・消化されます」

「米国医師会も、コーンシロップが(アメリカで問題になっている)肥満の大きな要因だとは認めていません」
SNS上では、トランプ氏に対し「ほかにもっと取り組むべき課題があるはず」といった、冷ややかな意見が寄せられています。
同社は、トランプ氏のSNS投稿を受けても、材料の変更についてはっきりとは認めていませんでした。
しかし22日には、サトウキビ由来の砂糖を使ったコカ・コーラを米国内で発売すると正式に発表。発売時期は今秋を予定しているということです。
同社のCEOジェームズ・クインシー氏は、製品のラインナップを拡大し、「消費者が望む多様なエクスペリエンスの関心に応えたい」としています。
この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:高橋雨川