『ドラマ』視聴率4.6%、月9史上最低を記録「社会的意義のあるドラマ」の声も上がるが…「脱落者も少なくない」

8月18日午後9時より第7話が放送される福原遥主演の“月9”ドラマ『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ系)。ネット上では「社会的意義のあるドラマ」「子どもたちの演技に涙が止まらない」といった声が相次ぐ中、第6話の平均世帯視聴率が“月9史上最低”を記録してしまった。
オリジナル脚本の『明日はもっと、いい日になる』は、児童相談所を舞台としたハートフルヒューマンドラマ。ある日突然、児童相談所への出向を命じられた刑事・夏井翼(福原)が、ベテラン児童福祉司の蔵田総介(林遣都)とバディを組み、家庭や子どもたちの問題と向き合いながら成長していく姿が描かれる。
ネット上では、「こういう現実を描くドラマは必要だと思う」などと好意的な声が上がる一方、「すごくいいドラマだけど、子どもたちが傷つく場面がつらすぎるから見るのやめる」「第4話まで見たけど脱落。暴走気味の主人公にモヤモヤする」などの声も目立つ。
そんな同作について、芸能ジャーナリスト・竹下光氏はこう語る。
「児童養護施設を舞台にしたドラマを月9でやるという点では意欲作ではありますし、月9初主演となる福原さんをはじめキャスト陣の演技も悪くはないのですが、やはり視聴者の好みが分かれる作品とも言えるでしょう。重いテーマを扱う放送回もあり、インターネットやSNS上で『見ていてつらい』という声があるのも頷けるところです。逆に、今作を高く評価している視聴者の中には、録画してじっくりと作品を楽しみたいといった人もいるのではないでしょうか」
同ドラマは初回こそ平均世帯視聴率7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、個人4.1%とそこそこの滑り出しであったが、その後にダウンし、第6話で世帯4.6%、個人2.7%を記録。
月9における単話での平均世帯視聴率は、2017年10月期『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』の最終回と23年10月期『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』の第6話が記録した4.6%が歴代最低であり、これに『明日はもっと、いい日になる』の第6話も並んだ形だ。
フジに関する一連の問題が発覚した当初は、所属俳優の同局のドラマへのブッキングを避ける大手芸能事務所も一部あったようですが、今クールや前クールの同局の連ドラのキャスト陣を見ても、現状ではそこまでの影響はないように思われます。ただ、一連の問題によるCM出稿減などから、ほかの番組と同様にドラマに関しても制作費は抑えられているでしょうし、そうしたことが多少なりとも視聴率の苦戦に影響している可能性はあります」
ヘビーなテーマを取り扱う回もあることから、脱落者も少なくない様子の『明日はもっと、いい日になる』。今後の視聴率の推移にも注目したい。とサイゾーウーマンは報じた。
編集者:いまトピ編集部