サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
ブラックフライデー
trafficnews.jp
乗りものニュースでは読者アンケートを実施。鉄道の「乗り換えにくい駅」に関して意見を募集したところ、「乗り換えのしにくさ」として共通するポイントがありました。 遠い・高低差・バラバラを併せ持つ“ダンジョン駅” 「乗りものニュース」では、2025年11月7日(金)から11月20日(木)にかけて、読者アンケートを実施。鉄道の「乗り換えやすい駅」や「乗り換えにくい駅」などについて意見を募集しました。 拡大画像 JR京葉線東京駅(画像:写真AC) 今回は地域を限定しておらず、全国の「乗り換えにくい駅」について多様な意見が集まりました。そうしたなかでも、多くの人が挙げて得票数上位トップ5となったのは、次の駅です。 ・第5位(6票):「秋津駅・新秋津駅(西武池袋線・JR武蔵野線)」 ・第4位(7票):「新宿駅・西武新宿駅(JR・京王・小田急・東京メトロ・都営地下鉄・西武新宿線)」 ・第3位(8票):「渋
「シートメ-カーなんですけど、『座れないシート』を作っちゃいました」と紹介された鉄道車両用シートが、鉄道技術展2025でお披露目されました。 「座れない座席」ってなんだ!? 千葉市の幕張メッセで2025年11月26日~29日に開催の「鉄道技術展2025」では、特急車両やグリーン車の座席を出展しているブースがありました。そこで説明員から、「シートメ-カーなんですけど、『座れないシート』を作っちゃいました」と紹介されたものがあります。 拡大画像 コイト電工ブースにあったシートのサンプル。右が「座ぶとん濡れ検知機能」に対応している(乗りものニュース編集部撮影) ここは「コイト電工」のブース。照明器具やLED表示板などで知られる同社ですが、実は鉄道車両のシートの開発から製造までを手掛けています。たとえば、ロングシートとクロスシートをボタン一つで切り替えられる「L/Cカー」のシートなどに定評がありま
徳島県と高知県で、線路を走るマイクロバス「DMV」を運行している阿佐海岸鉄道。そのDMVがイベントで東京にやって来ました。道路を走れるとはいえ、特殊車両。どのような方法で運んできたのでしょうか。 複数の保険に入って東京に来たDMV 阿佐海岸鉄道の「デュアル・モード・ビークル」ことDMVが、2025年10月11日・12日開催の「第32回鉄道フェスティバル」に合わせ、四国から東京にやって来ました。 拡大画像 東京港でオーシャン東九フェリーに積載されたDMV(安藤昌季撮影) DMVは、マイクロバスがモードチェンジして鉄道の線路も走れるという特殊な鉄道車両のこと。国内ではここだけで、世界的にも非常に珍しい車両です。 2024年から鉄道フェスティバルの目玉として、東京に来るようになったDMVですが、徳島県南部から東京まで輸送する中で、特殊車両としての配慮や苦労はあったのでしょうか。阿佐海岸鉄道代表取
伊予鉄グループの石崎汽船は2025年12月19日より、国内初導入となる次世代型高速船「リニアジェット」を、松山観光港~呉・広島間に就航させます。 高速性能を維持しつつ、燃費改善と乗り心地の向上まで 伊予鉄グループの石崎汽船(愛媛県松山市)はこのたび、国内初導入となる次世代型高速船「リニアジェット」を、2025年12月19日(金)より松山観光港~呉・広島間に就航させると発表しました。 拡大画像 石崎汽船の次世代型高速船「リニアジェット」。「SeaMAX」の名で12月19日より松山観光港~呉・広島間で就航予定(画像:石崎汽船) 船名は、かつて松山観光港~門司港間で活躍した高速船の名を受け継ぎ、「SeaMAX(シーマックス)」となります。 同船は現在、同航路で運行中の高速船「スーパージェット」の後継で、国内初導入となるドイツ製の最新推進器「リニアジェット」を採用したことにより、高速性能を維持しつ
愛知県で国内初となる高速道路でのバス自動運転の実証実験が行われました。実際に同乗して高速バス事業の将来像も見えてきた一方、当面、「無人は難しい」という事情も分かってきました。 ついに高速バスも自動運転 「超難関」ポイントは? 愛知県で、高速バス自動運転の実証実験が行われています。実際の高速道路、自動車専用道路で、高速バスタイプの車両が自動運転するのは国内で初めてです。筆者(成定竜一・高速バスマーケティング研究所代表)も、さっそく実験に同乗させてもらいました。そこで見えてきた高速バス事業の将来像と、だからこそ浮き彫りとなった課題をまとめます。 拡大画像 実証実験に使用した車両。三菱ふそうトラック・バス製「エアロエース」を改造した(画像:名鉄バス)。 この取り組みは、愛知県が主体となり、名鉄バスを幹事会社とする企業グループが実施するものです。同社が保有する貸切バス車両を改造し「レベル2」の自動
約41年間続けた「日本唯一」の24時間運航を終了した鹿児島のフェリー。しかし、運航を休止する深夜帯でも、スタッフは船に常駐しています。そこには単なる交通機関を越えた“使命”がありました。 41年で幕を下ろした「日本唯一」 2025年11月16日に噴火が発生したばかりの活火山・桜島(鹿児島市)のふもとにある桜島港と、鹿児島港を結ぶのが「桜島フェリー」です。この航路が2025年9月30日をもって「日本唯一」の看板を下ろしました。 拡大画像 桜島港に係留された桜島フェリーの「第二桜島丸(サクラフェアリー)」(大塚圭一郎撮影) 住民のライフラインであり、観光客にも愛用されている桜島フェリーは「安全・快適24時間運航」を標榜する日本唯一の24時間営業のフェリーでしたが、10月1日以降は0時から3時台の計8便を廃止しました。1984年から約41年間続いてきた24時間営業に幕を下ろしたのです。 かつては
九州郵船は、博多~壱岐~対馬航路にジェットフォイルの新造船を導入します。 ジェットフォイル新船の外観イメージが公表 九州郵船は2025年11月21日、鉄道・運輸機構との共同発注により、川崎重工とジェットフォイル新船の建造契約を締結したと発表し、新造船のイメージも公開しました。今後、博多~壱岐~対馬航路に就航する予定です。 拡大画像 既存のジェットフォイル「ヴィーナス2」(画像:写真AC) ジェットフォイルは、2基のガスタービンエンジンで駆動されるウォ―タージェット推進機から毎秒3トンの海水を噴射して前進し、前後に設けられた2枚の水中翼に発生する揚力で海面から浮上することで、最高時速80km以上で航走します。 九州郵船でのジェットフォイルの新船は、1991年に就航した「ヴィーナス」以来となります。川崎重工の神戸工場で建造され、2029年6月の引き渡しが予定されています。新型のガスタービンエン
長年バイクに乗っていても、「クルマの左脇をバイクですり抜ける」という日常的に見られる行為は法的に許容されるのか――と問われれば、曖昧な認識の人が多いのではないでしょうか。弁護士に聞きました。 「すり抜け」を直接禁止する法律上の条文はない!? 日々バイクに乗る筆者ですが、実は今なお曖昧なのが「クルマの左脇をバイクがすり抜けて良いのかどうか」。認識が曖昧なため、前方にパトカーがいる場合は、とりあえず、すり抜けず涼しい顔で後方を運転してやり過ごす……みたいな感じで運転しています。 拡大画像 クルマの左側をバイクがすり抜ける光景は日常的に見られる(画像:写真AC) 果たして、道路交通法の条文では「バイクのすり抜け」はどのように示されているのでしょうか。この点について、弁護士法人・響(東京都新宿区)に所属する西原和俊弁護士(第二東京弁護士会)に聞きました。 「多くの方が曖昧な認識で運転しているのが実
タイ海軍が70年以上ぶりに潜水艦を導入します。しかし、計画は大幅に遅延。ようやく先が見えてきましたが、今度は、より深刻な問題が浮かび上がってきます。 70年ぶり潜水艦導入も…エンジン問題で二転三転 中国の造船企業である中国船舶工業集団(CSSC)が、2025年11月10日から14日までタイのバンコク近郊で開催された防衛・セキュリティ展示会「ディフェンス&セキュリティ2025」にて、タイ海軍が導入する通常動力攻撃型潜水艦「S26T」の模型を出展しました。 中国海軍の元級潜水艦。タイが導入するS26Tはこの輸出型(画像:中国人民解放軍海軍) タイ海軍は前身のシャム王国海軍時代の1930年代に、日本からマッチャーヌ級4隻を導入していますが、1951年に4隻揃って退役して以降は、潜水艦を保有していませんでした。したがってS26Tはタイ海軍が70年以上ぶりに手にする潜水艦ということになります。 S2
みちのりホールディングスは、グループの路線バス事業者である関東自動車の宇都宮営業所に、国産初のEVバス「エルガEV」を導入します。 街の中でアイコンとなるような存在に みちのりホールディングスは、2025年11月19日(水)からグループの路線バス事業者である関東自動車の宇都宮営業所に、国産初のEVバス「エルガEV」を2台導入し運行を開始しました。11月18日には宇都宮駅東口交流広場「宮みらいライトヒル」でEVバスのお披露目式が開催されました。 拡大画像 関東自動車の「エルガEV」(乗りものニュース編集部撮影) 「エルガEV」は、屋根上に高電圧バッテリーが搭載されているため、従来のディーゼルエンジン搭載の「エルガ」より車高が高くなっています。走行中のCO2(二酸化炭素)排出量がゼロであるだけでなく、車内は最前部から最後部まで段差を無くし、フルフラット化を実現していることが特徴です。 また、モ
自衛隊の海外派遣や大規模輸送を支えるPfI船舶「ナッチャンWorld」が、まもなく新たに「ナッチャンNEO」へ更新される予定です。長年自衛隊の海上輸送を担ってきた同船が刷新されることで何が変わるのでしょうか。 「ブルールミナス」改め「ナッチャンNEO」へ 瀬戸内海を望む内海造船瀬戸田工場(広島県尾道市)で2025年10月下旬から11月上旬にかけて、にほんばれ型輸送艦(基準排水量約2400トン)の2番艦「あまつそら」と3番艦「あおぞら」が相次いで進水しました。 拡大画像 広島県尾道市の内海造船瀬戸田工場の岸壁。赤い矢印で指し示したのが、改装中の「ナッチャンNEO」。かつての「ブルールミナス」だ(深水千翔撮影)。 じつは、この工場のドックにはもう1隻、自衛隊の輸送能力増強の鍵を握る船がドック入渠していました。 白をベースとした船体に描かれた巨大な「NEO」の文字。ファンネルに描かれた細い3本線
NEXCO東日本、中日本、西日本と阪神高速道路、本四高速の5社が2025年11月14日、「逆走」への重点対策箇所についての方針を発表しました。5社合計188か所について実施計画が策定されています。 社会問題の「逆走」に抜本対策なるか NEXCO東日本、中日本、西日本と阪神高速道路、本四高速の5社が2025年11月14日、「逆走」への重点対策箇所についての方針を発表しました。5社合計188か所について実施計画が策定されています。 拡大画像 逆走対策の一つとして導入される路面埋込型ブレード(画像:NEXCO東日本)。 社会問題となっている高速道路での逆走について、国が設置した委員会での報告を踏まえ、視覚的・物理的対策を強化します(首都高は該当箇所なし)。 たとえばNEXCO東日本では、重大事故発生(5施設)、複数回逆走発生(16施設)、平面交差構造(49施設)の計65か所を選定。2024年8月
JR東日本は、、山形新幹線「つばさ」で使用していたE3系車両を荷物輸送専用車両に改造し、来年度に営業運転を開始する方針を明らかにしました。 「荷物専用車両」運行開始時期が変更に JR東日本は、2025年10月末に公表した2026年3月期 第2四半期の決算説明資料において、山形新幹線「つばさ」で使用していたE3系車両を荷物輸送専用車両に改造し、来年度に営業運転を開始する方針を明らかにしました。荷物新幹線は当初、今秋の運行開始が予定されていましたが、後ろ倒しとなります。 拡大画像 JR東日本はE3系新幹線1編成を使い、荷物輸送の専用編成を走らせる(画像:写真AC) E3系車両の荷物新幹線への改造にあたっては、座席などを撤去し床面をフラット化。JR東日本が現在実施している、新幹線で荷物を輸送するサービス「はこビュン」を強化する形で、平日の定期運行が予定されています。 輸送量は100箱単位とし、最
JR武蔵野線の駅で、1日平均乗車人員がもっと少ない駅の周辺に大型店舗が開業します。 12月11日に開業 ホームセンターを展開するカインズは2025年11月11日、JR武蔵野線の吉川美南駅東口に次世代型店舗が開業すると発表しました。開業日は2025年12月11日です。 拡大画像 武蔵野線の車両(画像:写真AC) 吉川美南駅は2012年3月に開業。埼玉県吉川市の「吉川」と、駅がある吉川市の「美南」という地名が合わさり、人名のような駅名となりました。2024年度の1日平均乗車人員は6795人で、武蔵野線の駅では最も少なくなっています。 ただ、周辺の開発が進み大型マンションの建設も相次ぐなど、駅の利用者は順調に増加しています。利用者は少ないものの、最近では鎌倉駅や「国営ひたち海浜公園」への玄関口となる勝田駅、あしかがフラワーパーク駅へ向かう臨時特急列車も停車するようになっています。 吉川市は、吉川
トランプ大統領が韓国の原子力潜水艦建造を容認しました。30年来の悲願達成へ道が開けましたが、韓国側の課題は山積。日本の保有議論にも影響を与えそうです。 韓国30年来の悲願達成へ しかし… アメリカのドナルド・トランプ大統領が2025年10月30日、韓国向けの原子力潜水艦(原潜)の建造を容認したと発表しました。前日の29日にトランプ大統領と首脳会談を行った韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、北朝鮮(朝鮮人民民主主義共和国)や中国の脅威を理由に、原潜導入へのアメリカ政府の理解を求めていましたが、それが受け入れられた形です。 韓国海軍の潜水艦「島山安昌浩(トサンアンチャンホ)」。ディーゼルエンジンと燃料電池によって推進する(画像:韓国国防部)。 韓国の原潜保有は30年余来の悲願です。北朝鮮が1993年にNPT(核拡散防止条約)から脱退し、核兵器の開発に舵を切ったことで、韓国は北朝鮮の脅威への
防衛省の新艦種「哨戒艦」が横浜市のJMU磯子工場で2025年11月13日、2隻同時に進水しました。艦名は「さくら」と「たちばな」。哨戒艦とは、どういうコンセプトを求めた船なのでしょうか。 海上自衛隊がこれまで保有したことない新艦種 防衛省は2025年11月13日(木)、JMU(ジャパンマリンユナイテッド)横浜事業所磯子工場(神奈川県横浜市)にて、新規建造された哨戒艦2隻の命名・進水式を実施しました。 拡大画像 2025年11月13日、JMU横浜事業所磯子工場で進水した哨戒艦「さくら」(深水千翔撮影)。 これらは、従来「05OPV」と呼ばれていた新型艦で、1番艦(艦番号901)が「さくら」、2番艦(同902)が「たちばな」とそれぞれ名付けられています。 哨戒艦は、これまで海上自衛隊にはなかった新艦種です。かつて、海上自衛隊では哨戒艇と呼ばれる排水量20tクラスの小型艇を運用していました。しか
JR東日本は2025年11月11日、交通系ICカード「Suica」の新たなコード決済サービスを来年開始すると発表しました。 上限額は2万円→30万円に JR東日本は2025年11月11日、交通系ICカード「Suica」の新たなコード決済サービスを2026年秋に開始すると発表。また、2001年度のSuica誕生からイメージキャラクターとして活躍してきた「Suicaのペンギン」は2026年度末で「卒業」し、新たなキャラクターにバトンタッチすることを明らかにしました。 拡大画像 山手線(画像:写真AC) 現在「Suica」の上限額は2万円となっていますが、新たなコード決済サービスでは、上限額が30万円となります。 新たなコード決済サービスはモバイルSuicaアプリに搭載され、家族や友人との間で受け渡しも可能になるほか、ビューカードを紐づければ事前のチャージも不要となるとしています。
ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は、異様な外観に改造されたロシア軍の「怪物」戦車の映像を公開しました。 まるでヤマアラシ ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2025年11月9日、異様な外観に改造されたロシア軍の「怪物」戦車の映像を公開しました。 拡大画像 現状でロシアがウクライナに投入している最新戦車であるT-90M(画像:ロシア国防省) ロシア軍は、自爆ドローンなどの対策として、砲塔だけではなく、車体の大部分を追加装甲で覆った「亀戦車」と呼ばれる車両を多数投入しています。ただ今回の映像に映っている戦車は、亀というより、ヤマアラシのような外観です。 この戦車は、地雷原を突破するために車体前方に処理用ローラーを取り付け、車体が多数のワイヤーで覆われています。このワイヤーは、ドローンによる攻撃を阻止する狙いがあるとみられます。 ウクライナ軍は今夏、ドネツク州のトレツ
現在、JR東日本の新幹線で、大宮駅を始発・終着駅とする列車はありません。その実現をさいたま市が国へ要望し、JR東日本も検討する方針を明らかにしました。 JR東も「大宮駅新幹線ホームの活用」検討 さいたま市は2025年11月5日、「新幹線の大宮駅始発復活に向けた支援」などを盛り込んだ来年度の国の施策・予算に対する要望を国土交通省に提出しました。また、JR東日本は10月31日に公表した決算説明資料において、新幹線の輸送力を増強するため、上野駅や大宮駅の新幹線ホームを活用していく方針を示しました。 拡大画像 東北新幹線(画像:写真AC) 大宮駅の新幹線ホームは3つ(3面6線)もあり、JR東日本の新幹線駅では最大規模です。そのうち、中央にあるホームの15・16番線は比較的使用頻度が低く、ホームが2つ(2面4線)しかない東京駅と比べれば容量に余裕があります。 1982年に東北・上越新幹線が開業した当
JR仙巌園駅前に残されたバス停が撤去され、鹿児島交通は停留所を廃止しました。同社を率いるいわさきコーポレーションの岩崎芳太郎会長が、廃止という“荒療治”に至った顛末を明らかにしました。 バス停を利用する2社で対応が二分 JR九州が2025年3月に開業した新駅「仙巌園」(鹿児島市)の駅前の国道上にポツンと残されたバス停標識が撤去されて、2か月余り。バス停の移設を拒否し、廃止した鹿児島交通のトップが決断の背景を激白しました。 拡大画像 2025年3月、国道10号の左折車線に残されていた「仙巌園前」のバス停標識。8月に撤去された(大塚圭一郎撮影) 現在の鹿児島県と宮崎県南部からなる薩摩藩の藩主だった島津家の別邸「仙巌園」の前に2025年3月、JR九州日豊本線の仙巌園駅が開業しました。その駅前、クルマの往来の激しい国道10号の道路上の落ち着かない場所に「仙巌園前」と記されたバス停の標識がポツンと残
ドイツがフランス、スペインと共同開発中の次期戦闘機「fCAS」から離脱する可能性が報じられました。開発の主導権争いが原因とされますが、もし計画が空中分解した場合、ドイツにはどのような選択肢があるのでしょうか。 まさに暗礁に乗り上げた「fCAS」計画 ドイツが「fCAS」(将来戦闘航空システム、仏語の略称はSCAf)の共同開発計画から離脱する可能性があると報じられています。2025年末までに“合意”が成立しない限り、という条件です。アメリカのニュースメディア「ポリティコ」が2025年9月に伝えています。 フランス航空宇宙軍のダッソー「ラファール」。fCAS(SCAf)の新戦闘機で置き換えられる計画(画像:フランス航空宇宙軍) fCASはフランス航空宇宙軍が運用しているダッソー「ラファール」戦闘機と、ドイツ空軍およびスペイン航空宇宙軍が運用しているユーロファイターを後継する有人戦闘機、加えて有
国立極地研究所が南極地域観測隊の先遣隊が南極大陸上に到着したと投稿しました。それに対し、このフライトで使用されたと見られる飛行機が、一部航空ファンのあいだで話題を呼んでいます。どういった機体なのでしょうか。 初飛行は「WW2前」 国立極地研究所の公式SNSアカウントは、日本時間11月2日20時半頃、南極地域観測隊の先遣隊が昭和基地から約20km東にある南極大陸上のS17滑走路に到着したと投稿しました。それに対し、このフライトで使用されたと見られる飛行機が、一部航空ファンのあいだで話題を呼んでいます。どういった機体なのでしょうか。 国立極地研究所の公式SNSアカウント(同研究所公式Xより)。 このフライトに使用された飛行機は、ダグラス製プロペラ機「DC-3」を改修したバスター・ターボ・コンバージョン社の「BT-67」です。ベース機となったDC-3は1935年に初飛行した機体で、軍用バージョン
東名高速から首都高へ入ってすぐの用賀PAは、一部の高速バスが停車します。しかし、時刻表や予約サイトにその名はなく、まさに“幻の停留所”。同様のことが行われる他の首都高PAとも、対照的な存在となっています。 首都高の渋滞対策で生まれた停留所 静岡、神奈川方面から東名高速道路を東に向かい、本線上の東京料金所(神奈川県川崎市)を通過すると、多摩川を渡ってすぐに東京インターです。その先は首都高速3号渋谷線で、高速バスの車内からは都心の高層ビル群を望めます。終点の渋谷マークシティやバスタ新宿もまもなくです。 拡大画像 用賀PAに停まる高速バス(成定竜一撮影) ところが、便によっては「まもなく用賀パーキングエリア(PA)です」と車内アナウンスが入ることがあります。 用賀PAに停車するとの情報は、バス事業者の時刻表には記載されていません。予約サイトでも、東名江田(横浜市)、東名向ヶ丘(川崎市)など高速道
日本からウクライナへ送った「パジェロ」ベースの軍用車両が、現地で使われ好評のようです。ただ、現場では苦労している側面も。「売りっぱなし」の状態は、今後の装備品輸出では禁物かもしれません。 「パジェロ」ベースで快適性アップ 防衛省は2025年10月14日、「1/2tトラック」28台と、高機動車2台のウクライナへの発送を完了したと発表しました。 陸上自衛隊の1/2tトラック。ウクライナでも使われている(画像:陸上自衛隊) 日本はウクライナがロシアに侵攻を受けて以降、101台の自衛隊車両を提供していました。2024年10月に行われた日本とウクライナの防衛相会談では、それに加えて約30台の追加提供で合意しており、今回発送が完了した1/2tトラックと高機動車は、その合意に基づいて提供されたものです。 1/2tトラックは2001年まで、「73式小型トラック」と呼ばれていた車両です。 防衛庁(当時)は1
小泉進次郎防衛大臣は、2025年11月6日放送の『ひるおび』(TBS系)にゲスト出演し、原子力潜水艦導入の必要性について私見を語りました。 「あらゆる選択肢」を排除しないと言及したことも 小泉進次郎防衛大臣は、2025年11月6日放送の『ひるおび』(TBS系)にゲスト出演し、原子力潜水艦導入の必要性について私見を語りました。 拡大画像 小泉進次郎防衛大臣(小泉進次郎公式Xより) 番組で小泉大臣は、原子力潜水艦の話題になった際に「周りの国々は皆、原潜を持つ」「別に珍しいものではない」とコメント。さらに、「今までのようにディーゼルか、それとも原子力かを議論していかなければいけない。日本を取り巻く環境は厳しくなっている」と述べ、これからの潜水艦建造に関して原子力潜水艦の可能性を排除しない考えを示しました。 小泉大臣は以前にも、原子力潜水艦を保有する可能性について言及しており、10月22日の着任式
乗客がほとんど乗っていない路線バスが、地方の道を走る光景。多くの人が「非効率だ」と感じるかもしれませんが、それでも税金などが投入され運行が続けられています。無駄ではないのでしょうか。 もはやバス会社の努力では限界に 地方の路線バス事業が、極めて厳しい経営状況にあります。国土交通省の統計によれば、新型コロナウイルスの感染が拡大する前、2019年度の時点で、すでに全国の乗合バス事業者(保有車両30両以上)の72.3%が経常赤字でした。 拡大画像 ローカルバス路線のイメージ(画像:写真AC) 特に地方圏では、事業者の約9割が赤字という厳しい経営環境に置かれていたのです。そこにコロナ禍が襲来したことで状況はさらに悪化し、地域公共交通総合研究所の調査では、2020年度に回答した事業者156社すべてが赤字に陥ったとの報告もあがっています。 かつて多くのバス会社は、高速バスや貸切バス事業の利益で赤字路線
ルーマニア国防省は2025年11月4日、オランダ政府からf-16航空機18機を購入するための政府契約を調印したと発表しました。 f-16を18機購入で1ユーロ!? ルーマニア国防省は2025年11月4日、オランダ政府からf-16戦闘機18機を取得するための政府間契約に調印したと発表しました。 拡大画像 オランダ空軍が保有するf-16(画像:オランダ空軍) 購入金額は18機合計でわずか1ユーロ(約176円)です。通常では考えられないほどの低価格となった背景には、この取得が実質的に北大西洋条約機構(NATO)の枠組み内で行われるウクライナ支援および同盟国間協力の一環であることが挙げられます。 取得したf-16は、ルーマニア国内のフェテシュティにある「欧州f-16訓練センター(EfTC)」に配備される予定です。 この施設では、NATOおよびそのパートナー諸国のパイロットを対象にf-16の操縦訓練
潜水艦が海に潜む姿は「忍者」のようですが、その秘密は多岐にわたります。黒い船体から艦内の生活まで、すべてが「見つからずに任務を遂行する」という、ただ1つの目的のために構築されています。そんな潜水艦の秘密に迫ります。 外観に隠された「見つからない」ための工夫 2025年10月14日、海上自衛隊向けとなる最新の国産潜水艦「そうげい」が進水しました。水中に潜み任務を遂行する潜水艦は、別名「海の忍者」とも呼ばれますが、そのイメージを決定づけているのがまっ黒な船体でしょう。 拡大画像 進水したばかりの海上自衛隊向け潜水艦「そうげい」(画像:防衛省) 一般的な護衛艦が灰色主体なのに対し、潜水艦が黒く塗られているのは、光の届きにくい海中で目立たないという効果に加え、より直接的な理由があります。 船体表面は、敵のアクティブ・ソナー音波を吸収して探知されにくくする「吸音タイル」で覆われています。タイルの主成
ファーストガンダムでは圧倒的な軍事力を示した地球連邦軍、ただのその後のシリーズでは弱体化が目立ちます。なぜなのでしょうか。 圧倒的な戦力投入できた国力はどこへ? 「我がジオンの国力は連邦の30分の1以下である」――。これはアニメ『機動戦士ガンダム』で、ジオン公国の独裁者ギレン・ザビが演説中に語ったセリフです。 拡大画像 第二次大戦終結直後、不要になりモスボールされる空母や巡洋艦などのアメリカ艦艇(画像:アメリカ海軍) 実際、劇中では画面を埋め尽くすほどの地球連邦艦隊とMS(モビルスーツ)群が描かれ、地球連邦軍が物量でジオン軍を押しつぶす様子が表現されています。 「開戦時に新兵器・新戦術で圧倒的勝利」の後、「戦線の膠着」、そして「体制を立て直した側が圧倒的国力で反撃」という、『ガンダム』の一年戦争の流れは、現実の第二次世界大戦に類似しており、おそらく参考にされたと考えられます。 これだけ圧倒
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『乗りものNews』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く